大阪のまち全体をテーマパークに見立てた「若者のための」「仕事の」テーマパークプロジェクト「THE WORK PARK」。働きたいという意志をもち行動を起こしている若者の就労・就業を、企業共同・府民参加型で応援していく広報企画として、就職活動について悩みを持つ若者や学生を対象に、「働く」を体感する仕事体験イベント“パビリオン”と、「働く」を考えるディスカッションイベント“ラボ”の2日間のイベントを実施。“パビリオン”では、大阪に拠点をもつ50の企業でおよそ100名の若者が仕事体験し、若者の仕事・業種研究、職業観醸成の機会を創出。ディスカッションイベント“ラボ”は、札幌・東京・名古屋・大阪・福岡の全5都市で同日開催。大阪会場では、『ぼくらと会社の「ホワイト関係」化計画』をテーマに、企業と若者の良好な労使関係についてディスカッションを行いました。本プロジェクトは、ニートの中で働く意志を持ち行動を起こしている若者「レイブル(late bloomer=遅咲き)」を応援するプロジェクト「大阪一丸」の取り組みの一環で実施しました。
求職者が就職後に早期離職しないよう、事前に自分の適正に合った職業を判断できる職業観醸成の機会として、職場体験の場を創出。2週間〜1ヶ月の職場体験プログラム実施にあたっての企業ヒアリング内容をいかし、こうしたプログラムに企業が参画しやすい仕掛けとして、1日限定での受け入れで協力を依頼しました。その結果、50社の大阪に拠点をもつ企業が参画。採用活動の一環となる企業側と就職活動の一環となる若者、双方にメリット提示し若者を応援する取り組みを「特別な支援」から「日常の風景」へと落としこみました。
厚生労働省、文部科学省の発表によると、2014年に卒業した大学生の就職率は94.4%で3年連続の上昇、高校生の就職率は96.6%で4年連続の上昇でした。しかし一方で、厚生労働省が昨年秋に発表した新規学卒者の入社3年以内の離職率は、大卒31.0%、高卒39.2%と、こちらも前年より約2〜3%強と増加しています。
大阪に拠点をもつ企業50社が参画。若者を応援する企業ネットワークを開拓し、大阪のまち全体で若者を応援する気運を創出しました。また同時に、若者が様々な業種の人と出会い、その仕事に直接触れる機会を提供することで、業界研究や職業観醸成を図ることを目的としています。企業の持つ特色に応じて、企業担当のコーディネーターが仕事内容をヒアリングし、企業担当者とともに考案した「見る」「聞く」「体感する」の3つのカテゴリに分けた仕事プログラムを参加者に提供。よりリアルな仕事体験に。
ヤフー株式会社 / ナレッジキャピタル / なんばグランド花月 / 株式会社ABC クラフト/ 株式会社KADOKAWA 関西ウォーカー編集部 /FM802 / 大阪西区役所 など、計50社。
「レイブル応援プロジェクト大阪一丸」がスタートした2011年より毎年、11月23日(祝・勤労感謝の日)に開催しているディスカッションイベント。2013年は、札幌・東京・名古屋・大阪・福岡の全5都市で同日開催。その他にもネットを使い大阪ラボの様子を中継。全国どこにいても会議に参加できるような仕組みを取り入れ、より多角的な意見の集約に務めました。
大阪ラボ主催:レイブル応援プロジェクト大阪一丸
東京ラボ主催:NPO法人グリーンズ
名古屋ラボ主催:NPO法人大ナゴヤ大学
札幌ラボ主催:NPO法人札幌オオドオリ大学
福岡ラボ主催:福岡レイブルネットワーク