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就業システム・組織戦略開発サービス

大阪レイブル超就活

期間:2012、2013

テーマ:若者就労支援

クライアント:大阪府

概要

書類審査を撤廃し、面談、職場体験中の姿勢、適性といった点が評価基準となるレイブル(ニートの中で働く意志を持ち、行動を起こしている若者)向け就労支援プログラムです。「働くテクニック講座」を3〜5日間受講したのち、およそ2週間〜1ヶ月間の職場体験を経て、体験企業先での就職を目指します。レイブルが共に就職活動をする仲間とともに、社会人基礎力を身につけたり、職場体験やアルバイトといった段階的な経験を通じてキャリアを形成することで、職場定着を目指します。担当のコーディネーターがレイブルと企業の間に就き、目標設定や悩み相談・トラブル対応など、さまざまなサポートやコーディネートを実施しました。

背景

「これまでの常識を超えた就活」と表現した超就活は、「履歴書の空白期間があると書類選考すら通らない。」「働く姿を見てから採用を判断してほしい。」という大阪ニート100人会議で集約した若者の切実な声が活かされたプログラムです。
まず、社会人基礎力養成講座を仲間と共に数日間受講することにより、孤独感や社会不安を解消。その後、職場体験を数週間設けることにより、若者と企業の適切なマッチングを促進し、早期離職のリスクを減少します。書類選考を撤廃し、職場体験を経た上で企業が採用を判断する仕組みは、企業にとっても思わぬ”人材発掘”の場へとつながりました。若者と企業の双方にメリットのある本プログラムの仕組みは、採用活動において「新たな選択肢」として継続的に名を連ねる企業も見られます。これら超就活のノウハウをマニュアル化して公開し、レイブルが就職できる流れを更に広げていきます。

実例

2012/7/13〜2013/2/18 大阪レイブル超就活

参加したレイブルたちは、企業やコーディネーターと面談し、その後「働くテクニック5days講座」を受講。自分の長所や短所を対話やグループワークを通じて取りまとめ、職場体験先に向かいました。一般企業への就職を目指す一般企業コースと、ホームヘルパー2級または重度訪問介護従業者の資格所得をした上で就職を目指す介護事業コースの2コースを実施。合計139名の応募があり、一般企業コースでは25名が職場体験に参加し、うち16名が就職。介護事業コースでは29名が受講し、うち25名が資格を所得、17名が就職。プログラムの全行程を通じて、参加者自身の成長はもちろん、同じ仲間同士のつながりも生まれました。

職場体験受け入れ企業

・有限会社アラカワポーク
・イケア・ジャパン株式会社
・株式会社古市庵
・千房株式会社
・株式会社と・らいず
・株式会社マイファーム
・水間鉄道株式会社
・株式会社ミヤタ
・株式会社ユー・エス・ジェイ
・株式会社JK Corporation
(敬称略50音順)

2013/10/1〜2013/11/20 大阪レイブル超就活2013

2回目となる2013年度は、3日間の「働くテクニック講座」を受講し、2週間の職場体験へ。昨年度の反省点から企業面談対策講座など新たなプログラムを盛り込むなど内容を充実させました。合計38名の応募があり、うち5名が就職しました。

職場体験受け入れ企業

・有限会社アラカワポーク
・神谷機工株式会社
・株式会社シーズクリエイト
・千房株式会社
・ChatWork Academy株式会社
・水間鉄道株式会社
・株式会社メディプラン
・株式会社ユー・エス・ジェイ
・株式会社RE-JAPAN
・株式会社JK Corporation
(敬称略50音順)