就業システム・組織戦略開発サービス
期間:2014〜現在
テーマ:若者就労支援、中間的就労の場づくり、職業観醸成
クライアント:大阪府(2014年度)
ハローライフ1階にある日本茶スタンド「CHASHITSU Japanese Tea & Cooffe Coffee」で販売する和菓子やお茶などの商品製造過程において、さまざまな経験を積むことで、就労を目指す若者が必要なスキルや社会人基礎力を身につける工場(サポートプログラム)です。一人ひとりのニーズや適性に合わせた目標・サポート内容を設定し、およそ3ヶ月を1クールとして実施しながら、スタッフや仲間と一緒に就労に向けて少しずつステップアップしていきます。また、大阪府地域若者サポートステーションと連携し、職場体験先の1つとなっています。
社会で職業的自立を果たすことや実際に「働くこと」に即した教育環境・制度が実現できていなかったり、労働市場の不安定化・流動化が進み、企業による長期雇用や多様な人材に適応しうる能力開発という従来の庇護を享受できる者が少なくなってきている今、個人は自らの職業生涯を築いていくための足場として職業教育・訓練を受ける機会を確保できることが不可欠になっています。働きづらさを抱えるすべての人が健全な職業観やスキルを身につけいきいきと働くことができる社会環境を実現できるひとつのアプローチとして、中間的就労の場づくり・拡大は緊急の課題と言えます。若者の労働・就労において、学ぶことの意義と専門性獲得における自身の成長を、中身に即して実感できるような訓練内容と機会を構築し、企業の人材ニーズに即した人材育成を目指しています。